米イリノイ州北東部に住む男性が自宅でコウモリと接触し、約1カ月後に狂犬病で死亡した。同州で狂犬病による死者が報告されたのは、1954年以来初めて。
州保健当局が28日に発表したところによると、男性は先月、自宅で目覚めた時にコウモリが首に止まっていることに気付いた。このコウモリは狂犬病の検査で陽性反応を示したが、男性は発症を防ぐ治療を拒否した。
約1カ月後に首の痛みや頭痛、指のしびれ、両腕の動きや発話の異常などの症状が出て死亡。米疾病対策センター(CDC)が28日、狂犬病の診断を確認した。男性の自宅ではコウモリの巣が発見された。