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犬の体温・心拍数・呼吸数・血圧

 体温・心拍数・呼吸数・血圧は健康状態を把握するために飼い主さんに知っておいてもらいたい健康指標です。

 この体温・心拍数・呼吸数・血圧をバイタルサインと呼んでおり、現在の生体の状態を表している大きな指標なので、ざっくり紹介します。

ポイント

犬と猫の「体温・心拍数・呼吸数・血圧」をこの記事では知ることができます。

目次

バイタルサインについて

 体温・心拍数・呼吸数・血圧のことで、生体リズムをつかさどる4つのサインのことです。

この4つのサインを知ることこは健康状態の把握につながります。

犬猫の平熱は?

 犬猫:38〜39℃

40℃以上は高熱です。(注意が必要)

37℃以下は低体温です。(注意が必要)

犬は37になると低体温症で予後不良因子に当てはまり、危険な状態です。

犬猫の心拍数はどれぐらい?

子犬 100回/分

成犬 80〜110回/分

猫  140〜180回/分

犬猫の呼吸数はどれぐらい?

 日中の興奮時は呼吸数は増加してしまうので、安静時に測定するのが好ましいです。

安静時呼吸数

   犬 30回/分(睡眠時20〜25回)

   猫 20〜40回/分(睡眠時15〜25回)

呼吸数の重要なポイント

呼吸数が40回以上は、ペットたちにとって健康状態に重大なトラブルが生じている可能性があります

犬猫の血圧はどれぐらい?

犬 収縮期 110〜160mgHg  

  拡張期 60〜90mgHg  

  平均 80〜110mgHg  

猫 収縮期 110〜160mgHg  

  拡張期 60〜90mgHg  

  平均 70〜110mgHg  

平均血圧の算出方法

 収縮期(最高血圧)と拡張期(最低血圧)から、平均血圧(MAP)を算出することができます。

(収縮期血圧ー拡張期血圧)÷3+拡張期血圧=平均血圧

taisuke yamazaki

  • この記事を書いた人

やまぴ

犬をこよなく愛し、獣医師になりました。 2009年埼玉県で開業し、 臨床獣医師になって15年になります。 アメリカ ラスベガス外科研修終了

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