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イベルメックチュアブル

4月から服用するフィラリア予防薬で最もよく使用されているのは、内服薬です。

予防内服薬は毎月1度、飲ませる薬なので、「おいしく、楽しく与えたい!」。

そのニーズを叶えたのが「イベルメックチャブル」です。

イベルメックチュアブル

イベルメックってどこかで聞いたことがあるね

犬のフィラリアの薬として一番有名な薬だよ

目次

フィラリ予防薬は3種類!

  • スポットタイプ   1ヶ月に1回 首の後ろにスポットする
  • 内服薬       1ヶ月に1回 薬として飲ませる
  • 注射        1年に1回 フィラリ予防注射をする

フィラリア予防薬の内服薬は3種類

  • 錠剤タイプ
  • 顆粒タイプ
  • チュアブルタイプ

今回紹介するフィラリア予防薬「イベルメック」は美味しいチュアブルタイプです!!

イベルメックチュアブルは、牛肉などの素材を使用して愛犬におやつとして美味しく食べてもらうために開発されています。

イベルメックチャブル

イベルメックの主要成分はイベルメクチン!

イベルメクチンは寄生虫の神経を麻痺させて死滅させることがわかり、1981年に犬のフィラリア症(犬糸状虫症)の予防のために開発されました。

イベルメクチンの発見

イベルメクチンは日本人の大野智博士が発見した寄生虫駆除薬です。

1974年に大村智博士によって静岡県の伊東市のゴルフ場の近くで採取した土壌中からの細菌が産生する物質を発見しました。この成分を培養物から活性化合物を単離し、化合物がマウスから虫を取り除く能力(ラテン語でa「なく」、vermis「虫」)を持つことから、「アベルメクチン」と名付けま1979年に発表し、薬物特性を改善するために改良型を合成し、その組み合わせを「イベルメクチン」と名付けました。

イベルメクチンの注意点

犬フィラリアの成虫と子虫であるミクロフィラリアが血液中に存在している時に、イベルメクチンを投与するとフィラリアが一度に死滅し、発熱やショックを引き起こす場合があります。そのため、イベルメクチンを予防薬として使用する際は、犬糸状虫の感染の有無を検査する必要があります。

イベルメクチンはあくまでも治療薬ではなく、予防薬の位置付けなので、

フィラリア予防薬を飲ませる前には必ずフィラリア検査をしましょう。

フィラリア検査

2022/4/1    , ,

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コリー種には原則「使用禁忌!」

コリー犬種やオーストラリアシェパードなどには薬に対する遺伝子の変異(MDR1遺伝子)があるため、イベルメクチンを使用すると中毒死する可能性があります。ただ、コリー犬種やシェパード犬種の全てにMDR-1遺伝子の変異があるわけではなく、個体差が存在します。現在では、遺伝子検査で確認することができるので、コリー犬やシェパード犬にはかかりつけの動物病院での遺伝子検査は必要です。

そうちゃん
僕の仲間には使用できないんだね

イベルメクチンの発見でノーベル賞

アフリカなどで風土病で有名なオンコセルカ症は寄生虫の病気で、感染すると失明を起こす大変恐ろしい病気です。世界保健機構(WHO)とイベルメクチンを開発したメルク社、大村智博士らの協力によってオンコセルカ症の撲滅のためにイベルメクチンの無償提供を行い、多くの人の命を救いました。その貢献が認められ、2015年に大村智博士はノーベル賞を授与されました。

大村智博士は全世界で多くの命を救った有名な教授なんですね。

イベルメックチャブルの重要な投薬法

①毎年、フィラリア検査を受けて期間中は1ヶ月ごとに投薬する

②投薬と始める時期と終える時期を必ず守る

フィラリア以外の寄生虫にも効果あり

イベルメックチュアブルはおいしく手軽に予防できるフィラリア予防薬です。また犬回虫や犬鉤虫の駆虫にも大変効果的です。

ノミ・マダニには効果無し

イベルメックチュアブルはフィラリアの予防薬なのでノミやマダニには効果がありません。

ノミ・マダニ予防薬を併用する必要がありますので、もし1剤でノミ・マダニ・フィラリアを予防するにはネクスガードスペクトラがベストな選択です。ネクスガードスペクトラについては以下の記事を参照してください。

ネクスガードスペクトラ

フィラリア駆虫&予防薬のお薬「ネクスガードスペクトラ」について紹介します。 ネクスガードスペクトラはどんな薬なの? フィラリア・ノミ・マダニ・お腹の寄生虫に効果がある寄生虫予防薬だよ ハカセ君 ...

まとめ

イベルメックチュアブルは日本の研究者大村智が開発したイベルメクチンが主成分で、多くの動物病院で処方されており「安心で安全に美味しくフィラリア予防」ができる薬です。ただコリー犬種など一定の犬種で使用ができないのでその点は確認が必要です。

また、イベルメックチャブルはノミやマダニには効果がないのでノミマダニの薬は別に処方する必要があります。

しかし、フィラリアの予防だけしたい飼い主様には比較的安く購入でき、ベストバイだと思います。

イベルメクチンは動物用寄生虫薬では世界で一番販売されているロングセラー薬です。

taisuke yamazaki

  • この記事を書いた人

やまぴ

犬をこよなく愛し、獣医師になりました。 2009年埼玉県で開業し、 臨床獣医師になって15年になります。 アメリカ ラスベガス外科研修終了

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