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フィラリア検査

  • フィラリア検査はいつから?
  • フィラリア検査の目的
  • フィラリア検査の種類
  • フィラリア検査の方法
  • まとめ
カエデ君

フィラリア検査はいつから?

3月からはフィラリアの検査シーズンです。

犬の寄生虫感染症で、とても重要なのはフィラリアです。フィラリアの予防薬の投与を行うためには、まず血液検査を行う必要があります。

フィラリア検査は血液検査!

その検査で陰性(フィラリアになっていない)であることが確認して、フィラリアの予防薬が動物病院から処方されません。つまり、「陰性を立証する事」でお薬がもらえる仕組みです。今回はこの検査について紹介したいと思います。

フィラリア検査には「直接法」「抗原検査キット」

2種類の検査方法があります。

「直接法」と「抗原検査キット」

今日は一般的に行われる「フィラリアの抗原検査キットによる検査」を紹介したいと思います。

抗原検査キットによる検査(所要時間5分以内)

①優しく保定します

必ず動物看護師さんに愛犬を保定してもらいます。

②採血するために看護師さんに後ろ足を駆血してもらいます。

この駆血を行うことで、血管がより見えやすくなります。

③アルコールで、血管の周囲を消毒します。

④血管をしっかりと確認して、髪の毛ぐらいの細い針で採血します。

フィラリア検査は「数滴」の血液で可能です。

⑤採血が無事済んだら、止血を行います。

⑥フィラリ抗原検査キットに数滴血液をたらします。

⑥フィラリア検査キットに付属している緩衝液を3滴ほどたらします。

⑦検査結果は5分程度で判定できます。

陰性は「C」の場所に一本だけ線が出ます。

マーカー線が2本出ると陽性です。

フィラリアの駆虫薬の処方

フィラリアの駆虫薬は「要指示薬」の分類なので、動物病院でしか購入することができません。

1ヶ月に一度、愛犬に薬を飲ませる必要があります。

まとめ

愛犬がいる家庭では、犬に必ずフィラリア検査をする必要があります。

フィラリア検査は正しい時期に実地して、精度の高い検査を行いましょう。

採血は、あまり痛みはなく、ほとんど一瞬ですので、安心して検査を受けてください。

動物病院で、フィラリアの薬をもらう前に必ず「フィラリア検査」を行ってください。

taisuke yamazaki

  • この記事を書いた人

やまぴ

犬をこよなく愛し、獣医師になりました。 2009年埼玉県で開業し、 臨床獣医師になって15年になります。 アメリカ ラスベガス外科研修終了

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